今日の気になった記事(2018/9/5)~ネット広告の闇~

今日の気になった記事(2018/9/5)~ネット広告の闇~

台風一過で晴れ渡り…、とまではいかないものの、日差しが照りつけて暑いという一日。ニュースはネットもTVも、強烈な台風21号の爪痕の話題ばかりでしたね。

さて、そんな中で今日の気になった記事はこちら。

アダルトサイトのその裏で~ネット広告不正の実態~

昨日(2018/9/4)の夜、NHKの「クローズアップ現代+」で放送され、ネット広告やマーケティングの界隈で(主にtwitter上で)話題になっていた「追跡!ネット広告の“闇”」の内容を、まとめて整理したのが上記の記事です。

ちなみに、クローズアップ現代+の放送についての記事はこちら。

追跡!ネット広告の“闇”

ネット広告の配信に関わっている人(運用従事者)であれば、知っておくべき「アドフラウド(アドフロード)」や「ボット」について、どういった仕組みの不正なのか、どのようなダメージを被るのか、実態はどうなのかということを、電通やYahoo!などの大手企業も含めて取材した内容となっています。

私は残念ながら放送は見れなかったのですが、上記2つの記事を見ると、かなり鋭く切り込んだ内容となっていたようです。ちょうど、昨日の気になった記事で取り上げた内容も含めて、ネット広告の実態も分かりやすく説明されていたみたいですね。

こういった不正が少なからず行われている、ということは以前から業界の中では問題視されていました。技術的な面でも、こういった不正を排除するよう、配信システムは進化してきた歴史があります。ところが、広告運用者(インハウスであれ、広告代理店であれ)がきちんと理解しているかどうかといえば、そもそも知らない人のほうが多いのではないでしょうか。

そもそも、今回取り上げられたような、様々なサイトに配信されるディスプレイ広告の場合、定期的な配信先サイトのチェックが絶対に不可欠です。それこそターゲットや予算によっては数万を超えるサイトへ配信されるわけなので、それを一つ一つ見ていくのは効率的ではありません。ですが、例えば表示回数が多いサイト、クリック数が多いサイトの上位100サイトくらいであれば、実際にそのサイトを訪れて、どんなサイトなのかを確認することはできます。

以前、あるお客様が広告代理店経由で依頼したネット広告の配信結果をチェックしてほしいという依頼がありました。調べてみると、多くのクリックが懸賞サイト(ネット上のくじで当たるとポイントがもらえる、的なサイト)でのものでした。広告の内容は高額の不動産商品。どう考えても、ターゲットがずれています。もちろん成果も全くなし(だから調査依頼があったわけですが)。

また、他のお客様で配信した際には、どうにも一つの配信先サイトだけ異様に表示回数とクリック数が多かったことがあります。配信数日後に調べたところ、スマホで表示した際に、ページを表示するたびに広告をクリックしやすいインターフェースが表示されるようになっており、そこへリマーケティングの広告が配信されていたのでした。もちろん、そこへの配信はすぐに停止しました。

上記の例は、実際には今回取り上げられた問題のような不正なものとは言えません。各配信先のサイトは、自分たちの運営サイトで収益を得るために工夫した結果だと思います(それが、ユーザや広告主の心象にマイナスだったとしても)。しかし、こういったサイトですら野放しになっているというのは、広告主、広告代理店、広告運用代行業者それぞれの怠慢から生まれているのではないか、とも思います。何故かといえば、ちょっと調べれば分かるはずだと思うから(配信先をチェックする方法がないならば、それは配信事業者の怠慢ですね。でも、そんなところは使わなければ良いわけで)。

実際のところ、私はリスティング広告しか経験がありません。なので、google / YDN 以外のディスプレイ広告の実態は分かりません。もしかすると、私の知らない何か別の要因があって、チェックしたくてもチェックできないといったことがあるかもしれません。でも、google / YDN だけでも、ちゃんとチェックしない、チェックしなければならない意味が分からない、といった関係者がホント多い気がします。

もし、ディスプレイ広告を利用しているけどなかなか成果が出ていない、といった方がいらっしゃったら、まずは配信先を一度確認してみてください。ちょっとでも気になるサイト(例えば、クリック率が異様に高いなど)があったら、実際に訪問してみて、広告の配信先として房和裁いかどうかを確認してください。広告代理店に依頼している場合は、配信先のデータをすぐに提出してもらいましょう。

自分たちの身を守るのは、最後には自分たち自身です。自分たちの身を守れるよう、最低限の知識は持っておくべきです。

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