先日、週刊ダイヤモンドの記事で平成元年と平成30年の世界時価総額ランキングが比較されていました。平成元年といえば、私はまだ高校1年。ビジネスなどには全く興味はなかった時期です。バブル期真っただ中のその頃の時価総額ランキングでは、1位から5位まで日本企業が独占し、上位50社中35社が日本企業というまさに日本の天下の様相。
ところが30年後の今年のランキングでは、上位50社に日本企業はトヨタがかろうじて35位にいるのみ。この平成の世に日本企業がどれだけ衰退したか(あるいは、どれだけ世界から取り残されたのか)が如実に表れている気がします。
ということで、上記の記事から関連した今日の気になった記事。
IT後進国ニッポンの元凶はIT企業にある(ネットコマース株式会社)
高度経済成長期に日本企業が成長した主な理由は、勤勉さ・真面目さと技術力の賜物ではないかと思います。イノベーションといえるような、それまでの常識を根底から覆すような技術革新によるものや、感動すら覚えるような美しいビジネスモデルによるものは、あまりなかったのでは?
記事にもあるような、ITやインターネットを、業務効率の改善や生産性の向上のためのツールとしてのみと捉え(いや、企業にとってはこれも大事ですけどね)、新たな事業創造や、新しいアイディアの実現のためという位置づけがあまりされてこなかった(特に大企業で)。それは、そもそも日本人がそういう革新的なことがあまり得意でなく、コツコツと真面目に一つのことをやり続けるほうが得意だということが、大きな原因なんじゃないかと思います。
ITやインターネットの技術を今の仕事にどう取り入れられるかを“真面目”に考え、業務効率を改善することによってコストを削減することに“真面目”に取り組んできた。悪いことではないと思います。そういう方向性においては、恐らく世界でも高いレベルで成果も出ているのではないでしょうか。
私はもともとSEだったこともあり、就職してから今まで、他の仕事をしつつもシステム開発的な仕事も継続してやってきました。ただやはり、「コスト削減」方向の話しかなく、「売上向上」方向の話というのはほぼありません。その状況に悶々としたこともあって、もっと「売上向上」方向で貢献したいという思いから、WEB⇒マーケティングと意識が移ってきたわけですが。
いずれにせよ、日本は過去の成功体験にまだまだすがっているような気がします。もう数年して、バブル期を知らない世代が中心となってくると、もっと違った状況になってくるかもしれません。私自身ももっとイノベーティブな意識をもって進んでいこうと思います。